イベント

【2025年3月6日報告】どさんこしまんちゅフォーラム with アトツギチャレンジ祭を開催しました

【2025年3月6日報告】どさんこしまんちゅフォーラム with アトツギチャレンジ祭を開催しました

「北海道と沖縄の未来を創る!」どさんこしまんちゅフォーラム 2025 開催!

観光業界と地域活性化の専門家たちが
北海道と沖縄の観光資源を活用した取り組みや地域の未来像について
議論しあうフォーラムを開催しました。  

本フォーラムには、約150名が参加し、観光の展望や地域・企業の変革をテーマに
講演やトークセッションが行われました。

「富裕層観光とは?」をテーマに、北海道大学の神山裕之教授とフランス在住でジュカジャパンの
服部佳代代表取締役によるクロストークを実施。
北海道と沖縄における富裕層観光の現状と課題を共有し
富裕層の価値観や最新トレンドを紹介しました。

その後、本保氏が「北海道・沖縄の観光の可能性」と題して講演。
「自然を生かした体験型観光『アドベンチャーツーリズム』を推進すべき」と提言し
特に北海道については「アジアの観光客は大都市を日程に組み込む傾向がある。
札幌を都市観光の拠点としてPRすることが重要だ」と強調しました。


トークセッションでは、「アトツギチャレンジ祭」の名にふさわしく
会場は紅白幕と提灯で彩られ、お祭りムードを演出。
北海道・沖縄の経営者たちは、事業承継を支援する仕組み
「アトツギ○○(マルマル)Hokkaido」(通称アトマル)を推進する
北海道経済産業局の取り組みのもと、“アトマル”の法被をまとい登壇しました。

サツドラホールディングス(札幌市)の富山浩樹社長がモデレーターを務め
地域を変革するための戦略について意見を交わしました。
トリパス(石狩市)の杉本光崇代表は、近年手掛けたM&Aについて言及し
「M&Aは地域の後継者不足という課題解決の手段になり得る」と説明。
フュージョン(札幌市)の佐々木卓也社長は高校生向けインターンシップの取り組みを紹介し
「若い世代に企業を知ってもらうことで、地元就職の促進につながる」と語りました。
沖縄から登壇した福地組の福地一仁社長は、「高齢化社会への対応として、
医療モールの建設など新市場の開拓に取り組んでいる」と自社の挑戦を紹介しました。

フォーラムの最後を飾った「アトツギピッチ」では
事業承継を担う若手経営者の育成を目的とした「アトツギトレセン」から選抜された3名が登壇。
山口木材店(根室市)の山口人士氏、だるま4.4(札幌市)の金天憓氏
大喜館(釧路市)の工藤貴大氏の3名がそれぞれ約4分間のピッチを行い
事業のビジョンや挑戦について語り、それに対してトークセッションのスピーカー陣が
実践的な視点からコメントを寄せました。


本フォーラムを通じて、北海道と沖縄の企業が意見を交わし
新たな地域活性化の可能性を探る機会となりました。
次回のどさんこしまんちゅフォーラムは9月11日に
赤れんが庁舎(札幌市)を会場として開催する予定です。


どさんこしまんちゅプロジェクトHP